

前回の記事まだの方はこちら
一眼レフで写真を撮り始めたあなたへ。いい感じに撮れるようになってきましたか??
前回お話しした一眼レフを始めたら覚えて欲しい3つのこと
ポイント
- F値(絞り)
- シャッタスピード
- ISO感度

シャッタースピード
シャッタースピードの表示のされ方
シャッタースピードは 2秒 1秒 1/2秒 1/4秒 1/60秒 などど表します。
1/2 | 1/4 | 1/8 | 1/15 | 1/30 | 1/60 | 1/125 | 1/250 | 1/500 | 1/1000 |
←遅い シャッタースピード 早い→
上の画像にあるように、左に表示される数値ほどシャッタースピードが遅くなり右に行くほどシャッタースピードが速くなります。
シャッタースピードとはカメラのシャッターが開いている時間のことです。
前回の記事でカメラはレンズの穴を通して光を取り込んでいるという話をしました。その光はシャッターが開いている間だけ取り込むことができます。
カメラのシャッターを押すと
- 1.シャッターが閉じた状態
- 2.シャッターが開き始め
- 3.完全にシャッターが開き
- 4.シャッターが閉じ始め
- 5.シャッターが閉じる
「カシャ」っとシャッターが開きます。この1から5までの一連の動きがカメラのシャッターの動きです。このシャッターが開いてる間の時間が【シャッタースピード】です。
ポイント
シャッターが開いている時間が長い(シャッタースピードが遅い)ほど明るく撮れてブレやすくなり
シャッターが開いている時間が短い(シャッタースピードが早い)ほど暗く撮れてブレにくくなります
シャッタースピードが遅い(シャッターが開いている時間が長い)と明るいけどぶれる

シャッタースピードが遅いと
- シャッタースピードを遅く設定して撮ると写真は明るく撮れます。
- シャッターが開いている時間が長くなるため取り込める光の量が多くなるからです。
- その代償としてカメラはシャッターが開いている時間にレンズに写っているものを記録するので撮れる写真はブレやすくなります。
いろんな美容師さんの作品でもわざとブレた写真たくさん流行ってましたねw

シャッタースピードが早い(シャッターが開いてる時間が短い)と暗いけどブレない

シャッタースピードを速くして撮ると
- 逆にシャッタースピードを速く設定して撮ると動いてるものを撮ってもブレにくくなるけど写真が暗くなります。
- シャッターが開いてる時間が短くなるので取り込める光の量が少なくなるので暗くなる。
- シャッターが開いてる時間にレンズに写ったものを記録するのでブレにくくなるんですね。

シャッタースピード優先モード(Sモード Tvモード)
シャッタースピードだけ自分で設定して後の設定はカメラ任せで撮るモードをシャッタースピード優先オートモードと言います
Nikonでは【Sモード】Canonでは【Tvモード】などと表されます。

メモ
日中の明るい時に早めのシャッタースピードでSモード(シャッタースピード優先オート)で撮る場合は問題ないのですが直射日光で遅めのシャッタースピードで撮る場合は明るすぎて撮れなくなる場合があるので、そういった場合は日陰を探して撮るなど工夫してみるといいですよ。

注意ポイント
こちらの参考画像の流れる水のように、動いているものだけをブラして撮る場合はシャッターが開いている間はカメラの位置が動かないことが前提になるので三脚必須になります!
三脚も種類がありすぎてキリがないですww


手持ちの撮影でのシャッタースピード
三脚を使えばスローなシャッタースピードも可能です。
じゃあ手持ちでの撮影ではどのくらいのシャッタースピードがいいのでしょうか??
手持ちの限界は1/60くらい(でもちょっと厳しいかも)
主に人を撮る場合限界は1/60秒くらいかと思います。しかしながら実際には1/60秒でも重いカメラの場合や女性などはくっきり撮ることは厳しいかと思います。撮る側のの手ブレもそうですが。撮られる側の人物の被写体ブレも発生してきますので、できれば1/100秒は欲しいですね。

ストロボなどフラッシュを使う場合

注意ポイント
ストロボを使う場合はシャッタースピードが早すぎるとストロボが光る時間がシャッタースピードについてこれなくなり写真の端に黒い線が入ってしまいます。
ストロボを使う場合の早さMAXのシャッタースピードは1/200秒
できれば1/125秒以下で撮りましょう(基本は1/100秒)
シャッタースピードとF値は切り離せない関係
F値(絞り)はもう理解されてますよね??笑まだの方はこちら
どちらかを自分で設定するともう一方は勝手に決まります
シャッタースピード優先モードで撮るとカメラでF値(絞り)が勝手に決まります。
シャッタースピードが遅くなるほど写真が明るくなるのでF値(絞りは)は高くなります。
逆にシャッタースピードが速くなるほど写真が暗くなるのでF値(絞り)は小さくなります
逆にF値(絞り)優先モードで撮るとシャッタースピードが自動で決まります。
F値(絞り)が小さくなると写真が明るくなるのでシャッタースピードは早くなります。
F値(絞り)が大きくなると写真が暗くなるのでシャッタースピードが遅くなります。
しかしながらこのどちらも明るく撮れる MAXの値で設定して写真を撮った時にどう頑張っても明るさが足りなくて暗い写真になってしまう場合があります。
これをなんとか対処する方法は、、、、、次回!

【ISO感度】についてわかりやすく解説記事を書きました
まとめ
今日は一眼レフを買ったら覚えて欲しい3つのことから【シャッタースピード】について詳しく解説させていただきました。
- シャッタースピードはカメラのシャッターが開く時間
- シャッタースピードが遅いと明るいけどブレやすい
- 逆に早いと暗いけどブレない
- スローシャッターには三脚があったほうがいい
- 手持ちは1/100前後が目安

まだ一眼レフ買ってないけど欲しい方はこちらを参考に