こんにちは、呉市広ヘアカラー職人Rely onのchokikazuです。
今日は美容院で髪を染めるヘアカラーと市販のカラー剤で自分でやるセルフカラーの大きなちがいについてわかりやすく書いて行きますね。
今ヘアカラーをしていない女性の方が少なくなってきていますよね。
そんな身近なヘアカラーについてしっかりわかりやすく解説していこうと思います。
この記事の目次
カラー剤の作りの違い
1剤と2剤の話
上の記事でも触れましたが、【 アルカリカラー 】は1剤と2剤を混ぜて薬を作ります。
簡単にいうと2剤(オキシと呼ばれる過酸化水素水)で髪の色を抜きながら1剤(色味)の色を入れて行きます。
この2剤が美容院では数種類あり、主に【 6% 】【 3% 】【 1.5% 】に分かれます。
この【 % 】が大きい方が色がよく抜けて明るくなりますが、その分ダメージが強くなります
市販のカラー剤はある程度どんな人でも染まりやすくするために2剤は基本的に【 6% 】が使われています。 なので市販のカラーはダメージが強いというのは間違いではありません。
塗り方の違い
カラー剤の塗り方でできること
美容院でのヘアカラー
美容院のカラーは基本的にクリームタイプです。
ポイント
- クリームタイプだと塗りたい部分だけ塗ることができます。
- なので部分的に塗り分ける事もできます。
- 塗りたい量を調節しながら塗ることができます。
市販でのセルフカラー
市販のカラーはクリームタイプもあるし泡のタイプもありますよね?
泡のタイプは簡単に髪の全体になじませることはできるとは思いますが、部分的に染めたり塗り分けたりすることが難しくなります。
注意ポイント
市販のカラーをされている方で毎回泡のタイプのヘアカラーをされている方は要注意です。
基本的に泡カラーは毎回毛先までカラー剤がついてしまうことが多いので2剤6%の強い薬が塗るたびに毛先についています。
これが積み重なるとかなりのハイダメージになってしまいますので
十分に注意してくださいね
薬の塗り分け
美容院では基本的に髪全体のベースの状態を見てカラー剤を塗り分けています。
ポイント
- 髪の根元部分と中間、毛先部分の塗り分け
- 根元だけ塗る場合でも白髪の有る無しや染まりやすい部分などは部分的に色を塗り分けます
- 単純に色味の塗り分け
- 色味は変えずに2剤(明るくする度合い)の%を変えたカラー剤の塗り分け
などなど様々な髪の状態に合わせてその都度最適なカラー剤を作り塗り分けます。
市販のカラーでセルフでカラーをする場合は基本的に塗り分けることができませんね
ハイライトなどのホイルワーク
アルミホイルを使ってハイライト(明るいスジを入れるカラー)やローライト(暗いスジを入れるカラー)やインナーカラー 、グラデーションなどなど。
陰影をつけて立体感のある仕上がりにしたり、ちょっと個性的なカラーリングも可能です。
ベースはイルミナカラーにブリーチを使ったホイルワークで、インナーカラー +ハイライト
ブリーチや、Wカラー
これもなかなか市販のセルフカラーでは難しいのではないでしょうか?
【外国人風カラー】など一度髪を明るくしてから色を入れていくWカラーはかなり繊細な調合や塗り分けを必要とします。
美容院ではこれらをベース作りから計算してカラーを作って行きます。
市販のカラー剤では薬が強すぎたり、色味が思った色にならなかったり、さらに最悪の場合髪のダメージがえらいことになってしまいます。
初めてのカラーリングでブリーチした後に透けるピンクベージュを
ブリーチを使ったヘアカラーのデザイン画像集
美容院でカラーリングのデメリット
これまで美容院でのカラーのいいところばかりを伝えてきましたがデメリットについて。
コストがかかる
ズバリこれでしょうか、
美容院でカラーをすると市販のカラーの何倍もコストがかかりますね。これは材料費や時間、さらに技術料がかかりますのでどうしてもコストは上がります。(何卒ご了承ください)
時間を取られる
カラーの施術にかかる時間はもちろんですが、サロンまでの行き帰りの時間もお客様の貴重なお時間を頂戴してしまいます。
施術時間は主にカット込みで2時間〜Wカラーだと3時間や4時間に移動時間がかかりますね。
これも美容院でのヘアカラーのデメリットですね。
市販のカラーのメリット
で逆に市販のヘアカラーのメリットはどうでしょうか?
コストが安い
さっきと逆ですね。
市販のカラー剤はお店でカラーするよりもかなり安く済ますことができます。
自分の好きなタイミングでカラーできる
時間も気にせず自分のやりたいときにかカラーリングをすることができますね。
「お風呂に入る前にちょっと染めとこう」とか、「なんか急に髪染めたくなった」ってときに一々美容院の予約を取らなくてもドラッグストアなどでカラー剤を買っておけばいつでもカラーリングをすることができます。
それぞれメリットデメリットがありますが、髪の毛のことを第一に考えた場合は美容院でのヘアカラーの方が大きくメリットがあると思います(美容師的見解)
では美容師的にお客様がセルフカラーをするならこれ。という話を
市販のカラーをするなら
個人的にはセルフカラーをする場合にオススメなのは
一部分だけ染める
例えば
ポイント
- 根元が伸びてきてプリンが気になる場合
- 白髪が伸びてきてどうしても染めたい場合
など
このような場合に見える部分だけ染めることです
ポイント
- 頭のてっぺん部分のさらに根元部分のみ染める
- またはそれ+顔まわりの根元のみ染める。
これです
ぶっちゃけぱっと見はその部分が染まって入れば普通にみればわかりません。
まとめ
- 市販のカラーと美容院なカラーの違い
- 塗り分けなどができる、できない
- ダメージの度合い
- 仕上がりのクオリティの違い
- ハイライトなどのアルミホイルを使ったデザインの違い
- コストや時間
今日は美容院でするヘアカラーと市販のセルフカラーとの違いについてわかりやすく解説させていただきました。
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