今日は今も根強い人気の外国人風カラーや透けるカラー、とにかく明るくしたい方に必須のブリーチ。についてわかりやすく説明していこと思います。
さっそく
この記事の目次
ブリーチとは
髪には「メラニン」というものが入っているのですがそのメラニンを分解して「脱色」していきます。メラニンにも種類があるんですが、日本人は「赤褐色のメラニン」が多く詰まっていてそのせいで「黒い髪」に見えています。このメラニンをブリーチで分解していき、徐々に髪が明るくなっていきます。
抜けていく過程
黒髪→オレンジ色→黄色→薄い黄色→白(性格にはやや黄味が残ります)
抜けていく過程は、日本人は赤褐色が強いのでまずは赤みが残りオレンジに、その後だんだんと黄色っぽくなっていき、その後に白っぽくなっていきます。これは黒から一気に白まで抜けることは無く、髪質により一回で抜ける限界があるので場合によっては2回3回とブリーチを重ねていく必要があります。
ブリーチの種類
ハイパワーのパウダーブリーチ
黄色くらいまでは抜けましたね。
パウダーブリーチを使う場合
黒髪から一気に髪を明るくしたい場合や
ハイトーン(かなり明るめ)の透ける外国人風カラー
はっきりわかるハイライトや、グラデーションカラー
とにかく明るさを求める場合にはパウダーブリーチを使います。
ちょっと緩やかなクリームブリーチ
ちょっとオレンジ味が残るくらいまで抜けました。
クリームブリーチを使う場合
全体を明るくはしたいけど明るすぎるのは嫌
透ける外国人風カラー
ブリーチはしたいけどダメージはできるだけ抑えたい
明るくはしたいけど、色落ちも気になるし、できる限りダメージは抑えたい場合など必要最小限明るくするだけでいい場合などに使います。
ブリーチの施術のバリエーション
この2剤はオキシとも呼ばれ、過酸化水素水が含まれています。その過酸化水素水の濃度によってパワーが変わってきます。濃度が濃いほうがパワーが強くなります。日本での一番MAXの濃度が「6%」になります。
この2剤との組み合わせでさらに明るくする具合を決めていきます。
などなどたくさんのバリエーションの中からあなたが求める色を作るベースに一番最善の組み合わせをチョイスします。
ブリーチのメリット
ヘアカラーデザインの幅が広がる
一般的なカラー剤だけでカラーをする場合に比べて、ブリーチをする場合のメリットは主に次のような場合が多いですね。
ハイライトやグラデーションカラーができる
ハイライトやグラデーションカラーはブリーチなしでも出来なくはないのですが、はっきりわかるデザインとして入れる場合にはブリーチが必須になります。
透明感のある色にできる
流行りの外国人風カラーにもってこいのブリーチです。最近のカラー剤はブリーチ無しである程度は透明感を出せるようになってはいますが、もっと透明感が欲しい!色落ちも楽しみたい!って方にはやはりブリーチです。
原色系の色が入る
原色系の色はブリーチ必須です。ベースが明るければ明るいほどどんな色でも綺麗に入れることができます。
ブリーチのデメリット
ブリーチのデメリットはみなさんのご想像通りです、、、
髪が傷む
一般的なカラーをするよりも痛みます。特に何度もブリーチを繰り返した髪はダメージレベルはかなり上がります。
色落ちが早い
色が落ちるのが早いのでそれを見越したカラー選定が必要になります。主に求めるカラーになるまでに1週間〜2週間くらいかかるように濃く入れることをおすすめします。
パーマや縮毛矯正ができなくなる
ダメージが強くなるのでパーマや、特に縮毛矯正ができなくなります。美容師さんに相談しましょう。多分できませんw(他にも手段はあります)
時間がかかる
通常のカラーに+ブリーチを塗る時間+流す時間がかかるので通常のカラーよりも時間がかかります。
価格が上がる
ブリーチをする場合は時間もかかりコストもかかるのでプラス料金がかかり価格が上がります。
ブリーチをするときに気をつけること
縮毛矯正や黒染めはしていないですか?
縮毛矯正をされている方は髪にかなりのダメージがかかっていることがあります。ブリーチをがっつりパワーでいきなり行くと大変なことになる場合があります!必ず美容師さんに相談しましょう。
また黒染めをされている場合はブリーチをしても綺麗に抜けません。黒染めは本当にかなり厄介なことになりますのでこちらも必ず美容師さんに相談してください。
注意ポイント
この場合何があっても自分で市販のブリーチを使って明るくすることは避けてください。
ただでさえ難しい施術にベースがかなり複雑な髪の状態になっていますので最悪の場合髪が溶けます!
ブリーチをした後、それ以降のヘアカラーをどうしていきたいかをしっかり考えよう!
しばらく明るい髪を楽しめる方はいいのですが、例えば一ヶ月後に実習や就活などで「黒くしなければいけない」場合などはブリーチは避けたほうがいいです。
ブリーチをした髪は色落ちするのが基本です。黒くする場合は「黒染め」をしないといけません。黒染めをすると次のカラーに大きく支障が出ます。さらにダメージも大きくなります。
ブリーチをしてない場合の髪を暗くする場合に比べてリスクが大きくなります。
一ヶ月、二ヶ月後には必ず髪は明るくなります。そして次回のカラーをする場合には根元との境目がはっきりつきますのでなじませるには次回は根元をブリーチして色を入れる。
もしくはかなり暗めに入れる(染めたては馴染みますが色落ちして行くと境目がわかってきます)など
ブリーチ毛は特にケアが大事
明るめのブリーチ毛には「ムラシャン」などのカラーシャンプーがおすすめ
ブリーチをした髪は色が落ちてくるとどうしても黄味が出てきがちなので「黄色」の補色の「紫」が入った紫シャンプー通称ムラシャンで補うといいですよ。
【グッバイイエロー】 | 容量 310g | 定価 ¥1,200(税別) |
コスパは最強クラス、紫みはかなり強めです洗うときに時間をかけすぎると爪に紫がうっすらついてしまうくらい濃い紫感です。めちゃくちゃハイダメージで白っぽくなってる髪じゃない限りは髪が紫になることはありませんのでご安心を。週に2、3回くらい使うといいです。
毎日使えるムラシャン、濃すぎず時間置いても爪も染まることはありません。
【アディクシーカラーケアシャンプー パープル】 | 容量 180ml | 定価¥2,000(税別) |
トリートメントもしっかりやりましょう
うちの鉄板トリートメントはセーハトリートメント、柔らかくしっとりだけどさらっと仕上がります。
【セーハトリートメント】 | 容量 250g | 定価 ¥2,800 |
乾かす前の洗い流さないトリートメントも忘れずに。
【パタゴニックオイル イセベルグモイスト】 | 容量 100ml | 定価 ¥3,200(税別) |
最後にヒアルロン酸で保湿をすれば完璧です
ブリーチによって痛みすぎた髪はどうすればいい?
一番は切ることです
ケアはしていたけどブリーチによって痛みすぎてどうにもならなくなってしまった部分は最悪の場合「切る」ことで対処していきます。特に濡らした時にゴムのようにビョンビョン伸びてしまうような髪の状態になってしまっている場合はダメージレベルがかなり大きいので切ることをおすすめします。
それでもどうしても切りたくないって人は
最後の砦の髪質改善トリートメント「サイエンスアクア」
こちらは最後の砦です。これで髪が治るわけではありませんが、これによって延命することができる場合があります。
ブリーチで痛みすぎた髪へのサイエンスアクアの施術例
まとめ
- ブリーチにも種類がある
- 種類によってダメージや明るさが変わる
- 混ぜる2剤の種類によってもダメージや明るさレベルが変わる
- コントラストをつけるデザインにはブリーチ
- ブリーチをする場合はその後の展開も考える
- ダメージとの付き合い方も考えよう
ブリーチを使ったヘアデザイン集はこちら
今日はブリーチについてわかりやすく解説させていただきました。
ブリーチをしたあなたは次、どんなカラーをしたいですか??
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